月におかゆ

白河綾の占星術&タロット研究室

基礎から逃げない

某所で、西洋占星術の個人レッスンを受けているのですが、

先日のレッスンで「アスペクトでつまずく人は、12サイン、12ハウス、10天体の基礎理解ができていない。」という趣旨の話がありました。

占星術の勉強している人の界隈では、よく聞く話かもしれません。

 

アスペクト、ってなんぞや、と言うと、

アスペクトaspect)って、別に占星術だけの言葉じゃなくて、「様相、外見」って意味です。

アスペクト比とか言いますよね。

 

占星術上の意味は、「惑星同士の相関、星位」。

要するに天体同士の関係性を表すものなので、そもそも天体やサインの意味が分かってないとその関係性も読み取れないのです。

 

たとえば、職場にAさんとBさんという人が隣の部署にいたとする。

Cさんという同僚から「AさんとBさんは仲が悪いらしい。」と噂を聞く。

さらにCさんから「仲直りするにはどうしたらいいと思う?」と聞かれたとする。

 

自分は隣の部署だからAさんとBさんがどんな人か知らないので、いくら「仲が悪い」と様子だけ聞いても、事の真相がわからない。

 

AさんはBさんの上司かもしれない。Bさんが上司かもしれない。

Aさんは男性でBさんは女性かもしれない。

ふたりとも女性なのかもしれない。

 

「いや、どんな人か知らないから、答えようがないね。」

 

これが「アスペクトが分からない」の正体なんじゃないかと思うのです。

 

Aさんがネイタルチャート上の月、Bさんが火星だったとして

それぞれ牡羊座の月(4ハウス)と山羊座の火星(1ハウス)で、スクエアを形成しているとする。

 

ここで、「スクエア」というアスペクトだけ先に拾って読んでも、問題解決にはならないということです。

そもそも天体は何を表すのか、その中でも月はどんな意識を表すのか、火星はどうか。

牡羊座山羊座はどんなサインか。

牡羊座の月はどんな象意を持つか、山羊座の火星はどうか。

それぞれが4ハウス、1ハウスに入ったらどうか。

 

これがすべてわかっていないと、アスペクトを読むのは早いということです。

 

アスペクトでつまずく人は、12サイン、12ハウス、10天体の基礎ができていない。」というのは、当然の話だと思えます。

 

似たような文脈の話に「C言語のポインタでつまずくヤツは、コンピュータの基礎が分かっていない。」というものがあります。

文系大学から入社したシステム会社の新卒時代、見事つまずいたことを思い出しました。

研修がC言語だったのですが、私は大学で全くコンピュータの基礎を勉強して来なかったので、ポインタはもちろん、プログラミングそのものにつまずきました。

 

幸い?にも入社時は仕事があまりなかったことと、周りからものすごく助けてもらったことで私の理解は進んだのですが、もし私がポインタを理解できなかったからといって、C言語の作り自体に文句をつけて基礎理解から逃げていたらどうなっていたでしょう。

 

アスペクトが読めないからといって、プラシーダスハウスシステムに文句をつけ始めるようなものです。

 

占星術もタロットもオカルトだけど、オカルトなりに裏付ける知識量とその理解は必要ですよね、というお話。

 

頑張って勉強続けていこうと思いました。

 

すべてがFになる (講談社文庫) 森 博嗣 https://www.amazon.co.jp/dp/4062639246/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_nmR.zbPHY343P